朝サンフランシスコの空港で目覚めた
空港泊に慣れてしまったのか
体がただ疲れているのか
グッスリ寝れた
肘置きのあるベンチで器用に寝たなぁと
自分でも驚きである
サンフランシスコは国際線はあまり飛んでおらず
国内線を利用する客で朝からごった返していた
万が一乗り損なうなんて事がないように
早めにチェックインを済ませて
セキュリティチェックを済ませた
一晩寝たら昨日のホテルの恨みつらみもどこへやら
しかしながらこのアメリカという国は
とにかく不親切だ
トリニダードなら困った顔してたら
誰かが声をかけてくれるがそんなこともない
英語が拙い僕の言いたいことを汲み取る努力もない
そして何かとセルフで客にやらせやがる
イミグレーションも
チェックインの荷物の登録やタグ付けもセルフ
やっぱりまだイライラしているらしい…
とういうより
昨日からダブルス一個しか食べていない
お腹ぺこぺこ
そりゃイライラもするはずだ
大きな荷物があることと
近くに飲食できるお店が全くなくて
食事を摂ることは半ば諦めていた
着替えや歯ブラシを出すために
荷物を整理していると
黒いビニール袋が出てきた
異様に重いこれはなんだ?
包みを開けてみると
Urcelaさんがくれたお菓子だ!!
Champs in concertの日
突然くれたものだった
タマリンドを砂糖で固めた甘酸っぱいお菓子
ピーナッツを生姜風味の砂糖で固めたお菓子
ココナッツファインをピンクの砂糖で固めたお菓子
全部砂糖で固めとるがな
とツッコミたくもなるラインナップだが
これほど嬉しくありがたいものはなかった
ガッツくように食べた
甘すぎて胸やけするのはこの数分後のことである
国際線のゲートが異様に遠いので
早めに行っておくことにした
ゲート近くのカフェで
THEアメリカ的な朝ごはんを食べる
トースト(バターとジャム付き)
スクランブルエッグ
スパイシーポテト
ソーセージ
なかなかのボリュームで大満足
と言ってる間に搭乗の時間となり乗り込んだ
この旅の経験上
飛行機が飛び立つまで安心できない
と少し神経質になっておりましたが
さすがにちゃんと飛び立ちました=3
10時間ほどのフライトで無事成田に到着
35日ぶりに日本に帰って参りました!!
やはり今回の旅で痛感したのは
自分の英語力の低さ
特にバンドメンバーとの交流がうまくできない
ジレンマには度々陥りました
そしてこんなに降りかかるか?
と思うほどのトラブルへの対処
こちらも英語力さえあれば
だいぶ不安やストレスを減らせただろうなぁ
と思いました
今回トリニダードに行く前までは
一回きりでもいいからたくさん経験出来たら…
と思ってましたが
やはりたくさんの友達が出来
Desperadoesという帰ってくる場所が出来た今は
来年も帰ってきたいなぁと思うわけです
来年までの大きな課題が出来たと共に
どのようにこの一年を過ごすかを
しっかり考える良いきっかけとなりました
この経験が自分の音楽、生活に多大な影響を与え
ひとまわり、ふたまわり大きな存在になれれば
と思います
それから最後に
今回のトリニダード旅では
とてもとても悲しい出来事が起きました
日本の常識が通用しないと痛感しました
日常茶飯事のように殺人が繰り返される
このトリニダードという国で
この事はとても大きく取り扱われ
警察も全勢力をかけて犯人逮捕に取り組んでいます
国民みんなが悲しみ
彼女の死を惜しんでいます
犯人への怒りも計り知れません
いろんな人がトリニダードがすまないことをした
恥ずべきことをした
と謝ってきました
一緒に泣いてくれた友達も居ました
彼女がトリニダードの人や文化や音楽
スティールパンを心から愛していたからでしょう
トリニダードに限らず
海外では日本の常識が通用しないこともしばしば
安全な国なんてないかもしれません
"無事に帰る"
という言葉の重みをとても感じました
トリニダードはとても良い国です
人は優しいしご飯も美味しい
町中で音楽が溢れていてビーチも綺麗です
カーニバルやパノラマもとても楽しく
興味があるなら是非参加してほしいです
その際にはリスクを自ら避ける努力も必要かもしれません
僕は僕なりにスティールパンという楽器を使い
トリニダードの素晴らしさを伝え
自分の経験や思いを表現し続けたいと思います
毎日のようにブログを読んでくださった皆様
心から御礼申し上げます
サカモトジャイ庵
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