朝からパンヤードに来いと言われた
モーターケイド??
なんじゃそりゃ??
よくわからないけど今年は
バンドと過ごすと決めたからには
行くしかない
メンバーには新しいデザインの
Winners Tシャツが配られた
背中の優勝回数を表す11の数字が
優勝年と演奏曲になっている!
さっそくこれを着て
Desperadoesの本拠地Laventilleの入り口へと向かった
Laventilleは昼間でも1人じゃ歩いちゃダメと
言われているhot spotいわゆるghettoだ
そこにたくさんのメンバー
地元の人が集まっていた
みんなで記念写真を撮り
主要メンバーがトラックの荷台に乗り込んだ
警察の白バイが先導し
Laventilleへと向かう坂道を登り始め
その後ろをたくさんの車が付いて回る
トラックが通ると
町の人が外へ出てきて
優勝おめでとう!
Desperadoes最高!
とか声をかけてくれる
トラックからは町の人にTシャツを放り投げ
トロフィーを見せて
ありがとう!
と声をかける
モーターケイドとは
車で町を回りながら
優勝の報告をする
いわば凱旋パレードのようなものだった
優勝の喜びを町の人に還元し
町の人はそれを喜びまた応援してくれる
とても良い関係だ
Laventilleに建設中の新しいパンヤードに来た
来年のパノラマは新しいパンヤードで練習するんだ
とみんな喜んでいた
パンヤードが新しくなることも
地元に帰ってこれることも本当に嬉しそうだった
パンヤードでは爆音で音楽が鳴り
みんなでビールを飲んだ
もはやこの国では飲酒運転が危険という概念がない…怖
フィッツさんが
建設中のパンヤードを案内してくれた
ぐらぐらのハシゴを登り
更に上がると絶好のロケーションがあった
この辺りは坂の上にghettoがあるのだ
貧困な人たちが多く住んでいる
でもそんな事を感じさせないような
人の明るさや暖かさがあり
壮大な景色が広がっていた
新しいパンヤードには
Pan theaterがあった
説明を何度聞いてもさっぱりわからなかった…
しばらくすると
メンバーによる演奏があった
来年はここで練習できると思ったら
ワクワクした
何度も演奏があるのかな?と思っていたら
演奏中に地元のおばちゃんが急に倒れ
一回でおしまい
そのあとはダラダラとライミング
やっぱりDesperadoesには
ライミングが必要不可欠だ
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