2016/02/29

トリニダード旅 31日目【Ash Wednesday】

今日はAsh Wednesday

灰の水曜日の日だ



灰の水曜日

謝肉祭の火曜日の次の日

ネット情報だと

なぜ灰の日と呼ぶのか?
それはこの日にキリスト教徒が教会で額に灰で十字架の印をつけた儀式からきています

初期キリスト教時代,信徒は粗末な衣服をまとい,ちりと灰の上に座り,それを頭にふりかけながら,断食を行ったとあります

その後灰の上に座る代りに額に灰をつける習慣に変わりました


とあります

僕はてっきりカーニバルで

あしたのジョーのように

真っ白な灰になるまで燃え尽きて

次の日は何もしたくない的な

ニュアンスかと思っておりました

個人的にはカーニバルで燃え尽きた感もあり

世間やお店もカーニバルホリデームード

平日なのに町もガラガラ

でも限りある時間は有効に使いたいので

パンのスティックを求めてPan2000へ

アポを取ってなかったうえに

駐車場に車がなかったので嫌な予感がしたが

その予感が的中し誰もおらず…

そりゃカーニバルまでバタバタ働いてたから

オフ取るよね…

電話をしたらビーチにいらっしゃいました

仕方なく出直すことに




MIrandaに髪の毛を編んでもらってから

数日が経ちました

せっかく編んでもらったのに崩れるのが嫌で

帽子も被っていなかった

でも分け目の部分の頭皮が丸見えで

トリニダードの昼間の日差しを直で受けると

ジリジリと音を立てて煙が出そうな勢いなので

髪型が崩れず帽子を被る為に

よくヒップホップのアーティストとかが被っている

DU-RAG=ドゥーラグを買いました!

少し恥ずかしい気もしましたが

被ってしまえばこっちのもの




その後10年前に亡くなられた

Desperadoesのレジェンド

Clive Peter Bradleyさんのお墓へ優勝の報告


何と言ってもDesperadoesの

パノラマ優勝回数11回のうち

7回はBradleyさんのアレンジなのです!

驚異的数字!

トリニダディアンにはあまり

お墓まいりの習慣はないようです

この偉大な作曲家、アレンジャーの功績を

忘れないようにしたいですね

2016/02/28

トリニダード旅32日目【holiday in panyard】

今回の旅でほしいものの1つ

いろんなパンのスティック

既にsoca malletとpop stickは購入済み
all starsのメンバーでもあるビッグエルさんが来て

ビッグスティックの発注を受けてくれた

ギターより低域の楽器のスティックが得意

ということでしたが

見てみたら一目瞭然

使っているラバーが分厚いのです

テナーやダブルセカンドには向かないかな?と

思いつつもいろいろ試してみたかったので発注

グリップやスティックやラバーの

色指定ができるのは良かった




そして昨日行き損なったPan2000へ再び

今日はちゃんとアポも取っていたから大丈夫

いろいろ試してみたいものがあったので

いろいろ購入した

店主のLeroyさんの話は興味深いものが多くて

スティールパンのことスティックのこと

いろいろ話した




土曜のChamps in concertに向けて

今夜は練習があるというのでパンヤードへ

メンバーは相変わらずダラダラと集まるが

練習が一向に始まらない…

そうそう

いつもこうやって練習始まりそうで

始まらなくて2時間ぐらいライミングするんよね

と思って待っていたらかれこれ三時間経過

こりゃあ今日はやらないな…

セクションリーダーのアンドレに確認すると

「今日は練習ないよ!ライミングの日だ」

いやいやあんたが練習あるって言いましたやんか!

とツッコミ入れたくなったけど

こうやってみんなでパンヤードに集まって

お互いのバンド愛を確認しているようだった

こういう時間も大事なのである

2016/02/27

トリニダード旅33日目【mistake!!】

やってしまった…

帰りのフライトの日程勘違いしてた…

深夜の日付が変わってすぐのフライトで

1日読み違えてた…

ぎゃーん!!!






予定では明日のChamps in concertで演奏して

次の日の夜に帰る算段やったのに

Champsの日の夜に帰らないといけない…




しかもDesperadoesの出番は最後なので

間に合わない可能性もある

そんな不安な状態で演奏したくないし

何よりChampsは文字通り

その年のChampionしか出れない貴重な体験

これはなんとしても弾いて帰りたい…





とういうことでダウンタウンにある

航空会社の窓口に直接行ってみた



フライトの変更をお願いしたら

日本円で約18万円かかるという…

18万!!

ちょっと高すぎないですか?

でもChampsで演奏するという経験は

お金では買えない

痛い出費やけど仕方ないと諦めかけた



でもよく考えたら演奏後

フライトに間に合うかもしれない

と思い留まり保留

一か八かの勝負に出る覚悟をした





ダウンタウンからパンヤードに行くと

ダブルテナーのセクションリーダーのカーロンが

首にタトゥーを彫っていた
素敵な絵柄とDesperadoesのロゴが!

kool!!!!



トリニダードではカカオも取れるらしく

高級なめちゃめちゃ美味しい

チョコレート屋さんがあると聞き行ってみた

お店の名前はCOCOBEL

店内は芳しいカカオの香り
たくさんの種類のフレーバーや具材を入れた

チョコレートが並んでいて目移りしてしまう

悩んでいると惜しげもなくあれもこれも

試食させてくれた
あー幸せ♪♪

試食だけで至極の快感でございました

品物の説明も丁寧に1つずつしてくれて

すごく楽しかった

いくつかお土産に購入



明日トリニダードを発つ可能性もあるので

荷造りをして

夜の練習の為パンヤードに向かった

昨日と同じく練習やらないんじゃないか?

と思う緩さやったけど

さすがに本番1日前なので始まった

しかしながら曲を3〜4回通したらいきなり休憩

休憩後も2〜3回通したらもう終わってしまった

やはりみんなパノラマとカーニバルで

真っ白な灰になるまで燃え尽きてしまったのか…


この日

心優しい姐御ことLenさんが

僕のためにネックレスを作ってきてくれた
突然つけてやるからって

僕の首に巻いてくれた

距離感近すぎてちょっと照れちゃいました
元気がない時や凹んでいる時は

いつも声をかけてくれたLenさん

ハグされるだけで元気が出る

ありがとう♪♪




そんなこんなで明日はChamps in concert!!!

フライトに間に合うのか!?

2016/02/26

トリニダード旅 34日目【Champs in concert】

さぁいよいよ今日は

Champs in concert!!

フライトのことが気がかりでドキドキするけど

こんなチャンス滅多にないから

思い切って演奏したい





今日のランチはみかちゃん、あさみちゃん

Mia、Miaの友達のHeatherとJanineと約束していた

しかも向かったのはHyatt‼︎‼︎

お高くないの?

ビビりながらレストランへ

海が一望できるとても良い眺め!



はじめにドリンクを注文

こちらにくるとどうしてもトロピカルな

フレッシュジュースが飲みたくなる

僕はこちらのローカルのカレーを注文

ココナッツミルクがほんのり香る

スープ系のカレーに数種類の豆と

野菜、マヒマヒが入っていた

さすがハイアット!と唸るお味でした

こんなええところに連れてきてきてくれて

Miaありがとうー!





夜になりパンヤードへ

アンドレと会場のサバンナへと向かった

パノラマファイナルほどの盛り上がりはなかったが

そこら中でパンの音が聞こえて

嫌が応にも高まってくる


プログラムが少しずつ進み始めた

フライトに間に合うか否か…




会場で音響の仕事をしていたYoさんに

「フライト間に合いますかねぇ?」

と尋ねた

「うーん。。これは無理だね」

マ、マジですか!

もうドキドキし過ぎて胃が痛い…

夜中だったので航空会場の日本支社に電話

無事キャンセル完了

これで心置きなく演奏出来る





今日の衣装は全身黒

黒地に金の文字がとても良く生える
何度やっても

サバンナのステージへと上がる瞬間は

なんとも言えない興奮と幸福がある



5STAR AKILが僕らの出番前に

原曲Different meを歌い会場を温める

僕らの出番は一瞬のうちに過ぎていった

カウントが鳴り

いろいろな思いを込めて目一杯叩いたら

あっという間だった




見てくれていた日本人の友達も

「今年のDesperadoesは本当に良い!楽しそうに演奏している。感動した」

と言ってくれた

みんなこの曲、このアレンジ、このメンバーとの

時間を楽しみ

惜しみ

大切に過ごしていた

Desperadoes is my home

Love Desperadoes

2016/02/25

トリニダード旅 35日目【Desperadoes motorcade】

今日はmotorcadeがあるから

朝からパンヤードに来いと言われた

モーターケイド??

なんじゃそりゃ??

よくわからないけど今年は

バンドと過ごすと決めたからには

行くしかない

メンバーには新しいデザインの

Winners Tシャツが配られた

背中の優勝回数を表す11の数字が

優勝年と演奏曲になっている!




さっそくこれを着て

Desperadoesの本拠地Laventilleの入り口へと向かった

Laventilleは昼間でも1人じゃ歩いちゃダメと

言われているhot spotいわゆるghettoだ

そこにたくさんのメンバー

地元の人が集まっていた

みんなで記念写真を撮り

主要メンバーがトラックの荷台に乗り込んだ


警察の白バイが先導し

Laventilleへと向かう坂道を登り始め

その後ろをたくさんの車が付いて回る

トラックが通ると

町の人が外へ出てきて

優勝おめでとう!

Desperadoes最高!

とか声をかけてくれる



トラックからは町の人にTシャツを放り投げ

トロフィーを見せて

ありがとう!

と声をかける



モーターケイドとは

車で町を回りながら

優勝の報告をする

いわば凱旋パレードのようなものだった




優勝の喜びを町の人に還元し

町の人はそれを喜びまた応援してくれる

とても良い関係だ
町をぐるっと回り

Laventilleに建設中の新しいパンヤードに来た

来年のパノラマは新しいパンヤードで練習するんだ

とみんな喜んでいた

パンヤードが新しくなることも

地元に帰ってこれることも本当に嬉しそうだった




パンヤードでは爆音で音楽が鳴り

みんなでビールを飲んだ

もはやこの国では飲酒運転が危険という概念がない…怖




フィッツさんが

建設中のパンヤードを案内してくれた

ぐらぐらのハシゴを登り

上へと上がる

更に上がると絶好のロケーションがあった
Laventilleはかなり高い丘の上にある

この辺りは坂の上にghettoがあるのだ

貧困な人たちが多く住んでいる

でもそんな事を感じさせないような

人の明るさや暖かさがあり

壮大な景色が広がっていた

新しいパンヤードには

Pan theaterがあった
何に使われてるのか

説明を何度聞いてもさっぱりわからなかった…




しばらくすると

メンバーによる演奏があった
良い響きだ

来年はここで練習できると思ったら

ワクワクした

何度も演奏があるのかな?と思っていたら

演奏中に地元のおばちゃんが急に倒れ

一回でおしまい

そのあとはダラダラとライミング
やっぱりDesperadoesには

ライミングが必要不可欠だ

2016/02/24

トリニダード旅 36日目【It's Last day for me to stay Trinidad】

先日キャンセルしたフライトの予約も無事取り直し

明日が出発日となった

帰りの日は自分で決められただけに

いざ決めてしまうとなんだか寂しい




もう昨日のモーターケイドで

今年のカーニバルはやり切った感があったので

誰もいないかも?

と思いながらも足は自然とパンヤードに向いていた




パンヤードに入ると

いつものメンバーが居た

会えて嬉しかったけど

なんだか笑ってしまった
毎度の事ながら

いつ仕事してるの?と思ったが

それは言わなかった

Champsの為にフライトをキャンセルしたって言った時

「お前はバカか!」

と愛のあるツッコミと共に笑ってくれたメンバーに

帰りのチケットが取れた旨を伝えると

心から喜んでくれた




この旅でも特に一番お世話になったのは

やはりセクションリーダーのアンドレ

ちょうどお昼時だったので

せめてものお礼にお昼ご飯をご馳走したくて

誘ってみた

モールの中にあるトリニダディアンフードのお店
ラムグリル
ヌードル
フレッシュサラダのプレート

こちらに来てから何かとチキンは食べる機会があるので

ラムとかがメニューにあると飛びついてしまう

アンドレとはあーだこーだと

この一ヶ月間の話や世間話をしてパンヤードに戻った

ヤードにはどんどん人が増え

どこからともなくビールが来て

みんなでワイワイ飲んだ
なんの自慢にもならないが

トリニダディアンの男たちはみんな

栓抜きがなくても瓶の蓋を開ける事ができる

それを旅の終盤でマスターしたので

どこかで披露できる機会があればご披露したいと思います




満腹感と疲労とSTAGのせいか

無性に眠くなり

パンヤードのフロートで昼寝
なんと居心地が良いのだろう

ガッツリと夕方近くまで寝てしまった





明日のフライトに向けてパッキングがあるので

メンバー一人一人と挨拶、握手、ハグをして

帰路に着いた





みんな

「また来年な」

「来年もくるんだろう?」

「一年なんてあっという間だ」

「俺たちは1つの空でつながっている」

と暖かい言葉をたくさんくれた

最後アンドレに感謝の気持ちを伝えていると

自然と涙が出た

拙い英語で伝えきれないほどの感謝を伝えた





最後の晩餐は

フェイバリットトリニダディアンドリンク

choco mooとSTAGで〆た

Diego Martinの夜景は美しい

2016/02/23

トリニダード旅 37日目【What's going on?】

朝9時のフライトだったので

空港まで朝一に送ってもらい無事チェックイン

ダブルスで腹ごしらえして


搭乗口へ

ボーディングも順調で席に着いたが

全く飛ぶ気配がない…

結局2時間機内で待たされたあげくに

ゲートまで降ろされ

ひたすら待ちの状態が続く…




機内アナウンスはもちろん

空港内のインフォメーションも全く聞き取れず

やたらとドキドキさせられる

今日は飛ぶの?飛ばないの?

不安が止まらない…




10時間ほど待ち

今日のフライトの欠航が決定した

振り替えは明日の朝一




長時間待たされたあげく欠航

辛すぎる…

途中ヒューストンで泊まる予定だったホテルの

予約もパー…

そのあとのトランジットを予定していた

チケットも取り直し…

拙い英語でなんとかチケットを取り直した

もうクタクタ…




いろいろ弊害多すぎやろ…




仕方なく空港をあとにするのですが

ここには書けないえげつないことが

我が身にふりかかり

結局帰宅は深夜となった

怒りと憤りでいっぱいの今夜は

飲まないとやってられない

500TT$もするAngosturaの16年ものラムで乾杯

落ち着け俺

calm down…