2020/02/28

Day32 Finals
















































今日はPANORAMA 2020 Large  Category Finals

起きたら体がバキバキで起き上がれない

昨日の練習でもバイブスが上がると

フロントメンバーが大きく体を揺さぶったり

ステップ踏んだり

とにかく演奏面以外でも

魅せるプレイをするので自ずとノセられてしまい

自然と体が動いた結果

演奏+エクササイズを兼ねたような状態

ボクササイズならぬ

Panercise(パンナサイズ)

日本でも流行るんじゃないかしら?






ファイナルに向けて気合を入れるべく

髪を切ってもらう

豪快で雑なトリニダディアンのイメージとは

相反して細やかで上手い

「本当に繊細で髪切るの上手いね」

と言うと

「じゃあ$5ちょうだい」

と冗談まじりにお金を請求されたLol
















































欲しかったチョコレートがあったのでStarbucksへ





































トリニダードはカカオが有名で高品質

高級なチョコレート屋さんでは板チョコひとつで

数千円したりするので

もう少し手ごろな値段で小さなサイズが欲しいと思っていたら

スタバにもトリニダード産カカオのチョコレートがあるよ

と教えてもらい無事にゲット
















































ついでにブランチもここで

チョコレートクロワッサンとカフェラテ

ファイナル前の心と体に程よくて

落ち着いた時間を過ごす
















































一ヶ月契約していた携帯電話が

おそらく今日で切れるので延長しに近くのMallへ
















































僕が契約しているのはb mobileという会社

カーニバル前の土曜日で開いてるか

心配だったけど開いていた

列に並び

「今30日使い放題のプランを使ってて、今日でたぶん期限が切れると思うんです。で、来週の金曜までの滞在で同じく使い放題のプランにしたいんだけど、どれが一番安いですか?」

と拙いなりに伝える

「じゃあ7日間のプランが一番良いと思いますよ」

無事に契約延長完了

















































お店などで

スキルは低いなりにも

自分の言いたいことが伝わり

相手の言っていることが理解できると

英語が少し上達したのかな?

と嬉しくなる

毎年英語が分からなくて損をしたり

嫌な思いをしたりした経験も多々

その反面困りごとや悩み事に優しく対応してもらって

助けてもらったことも多々ある

旅の醍醐味





帰宅したら料理をしてくれていて

「優勝することができたら食べさせてあげる」

と激励の言葉をもらう

「今日はファイナルに集中して明日食べなさい」

とのことで今日はまだ出来ておらずお預け


































































ぼちぼちと夜のファイナルに向けて準備をする

せっかくもらったから衣装が入っていた

Desperadoesのロゴ入りバッグに荷物を詰める





1シーズンでボロッボロになった

スティックのラバーを交換

ファイナルに向けて気合が入る































































































車でパンヤードへ行き駐車して

歩いて会場のQueens Park Savannahへ

セミファイナルよりもバンド数がふるいにかけられたせいか

人のごった返し具合がマシな気がする





芝生の端っこのいつも陣取るエリアにラックが並んでいた

毎度のことながら深夜にラックを運んでくださる

Marshalさん達には心から感謝




まだ練習はしていないようだ

今の間に腹ごしらえ

ファイナルに向けての変な緊張感からなのか

年のせいなのか

重たい食事は受け付けない感じ

こんな時はサラッとPunchでも飲もう
















































ピーナッツは重そうなのでBeet Root Punchにした

ビーツのミックスジュースってところかな?
















































ビーツ
スパイス
ミルク
アロマティックビターズ
練乳たっぷり

をジューサーミキサーでシェイク

激甘の紫ピンク色の怪しい飲み物が完成
















































こちらの人はエナジードリンク代わりにPunchをよく飲む

ビーツの独特の風味と根菜の力強さ

たっぷりの練乳の甘さが口いっぱいに広がって美味しい

夏バテの時にはピッタリ

甘すぎるので飲み過ぎ注意
















































間も無くして

練習が始まった

イントロ、エンディングを繰り返しやった後

頭から曲を通して少し休憩




















































































そのあと再集合した際

メンバー全員で手を繋いでお祈りをした

僕はキリシタンではないけれど

この儀式的な物ですごく集中力も高まるし

メンバーとの絆が深くなり

Unity感が芽生え

一緒に頑張ろうって気になる




更にアレンジャーのZandaさんが

ラックの中心まで入ってきて

ムスリム式のお祈りを唱えてくれた




間も無くしてステージに向けてラックが移動




















































































セミファイナルよりも増して

ラックを押すサポーターの数が多い

心強いしプレイヤー以外の人間も共に

このPANORAMAという大舞台に立ち向かっているよう

たまに観光お上りさんみたいな人も混じってるけど…





ステージ手前で再度頭から曲を通す

本番に向けての気持ち作りやウォーミングアップも兼ねて

横でメロディーを歌うおっちゃん

踊ってるおばちゃん

体を揺さぶり叫ぶ若人

とにかく全ての事象がテンションを上げてくれる




































衣装に着替えていざ臨戦態勢

いよいよステージへ上がる時
















































セミファイナルの時はラックを並べるのに手こずったので

みんな気合が入っている

徐々にラックがステージに増えてくるが

大きな4panと6panの配置が決まらず手こずる

あれだけMarshal達ちゃんと把握しとけよって

言われてたのに

その上邪魔なお上りさんがステージ上でへらへらしてて

ラックに轢かれそうになっている

キャー!

ってそらあんた危ないって

はよステージから降りなはれ




ラックを並べるのと並行してフロートに

デカいラジカセ型の看板が取り付けられる

準備は上々

時間がかかったのでジャッジの心象が心配
















































アイアンがカンッと鳴りお辞儀

もう一発鳴って直れ

そこから謎のデカイおっちゃんが

ステージ上でマイクを持って何やら言ってる

僕の場所からはあまり聞こえなかったけど

演奏するMore Sokahを歌うNailah Blackmanに

「もっとソカをくれ(More Sokah)」

みたいな事を言って

持っていたフラッグを手渡した




































カンカンカンカンっ!

とカウントが鳴り曲がスタート

曲のスタートと共にNailahがフラッグを振り始める

フロントにZandaさんが現れ

いつも通りの謎の動きの指揮

動きは謎だが目の前にZandaさんが見えるだけで

不思議な力が自分に宿る
































高揚感いっぱいの

ここでしか味わえない空間の中

一音一音

一瞬一瞬を

大切に目一杯楽器を叩いた

息が上がっても

腕が痛くても

全力を出すのは今だ




何故だか体感ではいつもよりテンポが遅く感じる

曲が終わってタイムを見たら7分29秒

PANORAMAのルールで曲の規定は8分

短すぎても長すぎても減点の対象

遅く感じていたけど実は早かったのか?

練習で早いのに慣れすぎてたのか?

ドラゴンボールの悟空が

重いリストバンドとかを着けてトレーニングして

そのあと外すと

「おい!クリリン!なんだか体が軽りぃぞ!」

みたいな感覚やろか?




ステージを降り





































ラックを押してパンヤードまで帰る

毎回真面目に押して帰るが

みんなそそくさとラックから外れて何処かへ行ってしまう

これがめっちゃ腹立つ

「お前らが押さないんだったら俺も押さない」

とラックを置いてきてやろうかと思うけど

これが出来ない小心者の日本人な私
















































暑さと興奮と疲労と大量の汗でヘロヘロのバテバテ

ファイナルの後も賄いは

安定のロイキャ(Royal Castle)のフライドチキン































































































みんなでお疲れ様の乾杯

僕らは7番目出番だったのであと4バンド

とりあえずは食べて飲んで気を落ち着かせる
















































最後の出番のAll Starsが終わり

間も無くResults(結果発表)

みんなでBarの前に集まり

スピーカーから爆音で流れるラジオ放送の発表を

静かに待つ








































































発表は下位から

もったいぶる事なくサクサクと進む

PreliminaryでトップだったExodusが7位で読み上げられ

一瞬パンヤードが盛り上がる

ラジオが聞こえない

知らぬ間に5位まで発表されてる…

静かにしてくれ…

4位のあとベスト3の発表

2位は同率で2バンドだと告げられる

つまり名前を呼ばれなければ自ずと優勝

騒がしくなってくる

聞き取れなかったけど

突然誰かが奇声を叫び喜んだ!

一瞬で波紋が広がり大騒ぎ

「Desperadoes!!!!」

「We winnnnn!!!!!」

と叫ぶ!

え!?

優勝!?

勝ったの!?

わー!!!!!!!!!

勝った!!!

優勝した!!!

マジか!!!

誰かれ構わず近くにいる人とハグしまくった




2016年の優勝の時は何もかもが初めてで

驚きもあって嬉しかったけど泣きはしなかった

そこから負けも経験して悔しい思いをして

メンバーとも絆を深め

たくさん苦労も知った

喜びと共にいろんな感情が湧き出てきて

涙が止まらなかった

涙もろくなったのは年のせいかもしれない…





10年前から

日本人でDesperadoesのメンバーとして

プレイする道を拓いてくれたみとちゃんとやびちゃんが

今年はトリニダードに来ていて

日本からもトリニダードに来てからも

ずっと大きなサポートと

良いバイブスをもたらしてくれていた

ナナも含めた4人でパンヤードで

優勝の喜びを分かち合えたらいいね

なんて話していたら現実になった

今こうやって喜びを一緒に噛みしめられることが何より嬉しい!!










































































そしてみんなを引っ張ってくれたAdrianがキャプテンの時代に

優勝ができて本当に嬉しい

それぞれのストーリーやドラマを知っているから

また泣けてくる





パンヤードには爆音でMore Sokahが流れ大合唱

踊って歌ってハグして握手してハイタッチして叫んで

狂喜乱舞

優勝回数では一位を誇っていたDesperadoesが

昨年、一昨年のRenegadesの2連覇で

あっという間に肩を並べられ

優勝回数に誇りを持っていたメンバーは

なんとしても今年は!

という思いが強くあった

これで頭ひとつ抜きん出て優勝回数12回

そのうちの2回は僕も少しは貢献出来た…はず

胸を張りたいと思います
















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































飲んで歌って騒いで写真撮ってたらあっという間に3時

例年とは違いミディアムカテゴリーと一緒の日に

ファイナルが開催されなかったので

プログラムもスムーズに終わって

疲れがそこまで出なかったのがせめてもの救い

2016年の時は夜明けまでどんちゃん騒ぎして

朝を迎えて朝ごはん食べに行ったもんなぁ






Finalsの結果はこちら

2位から4点もぶっちぎったのは素直に嬉しい









































この優勝はプレイヤーはもちろん

アレンジャー

ドリルマスター

マーシャル

オフィサー

マネージャー

そしてたくさんのサポーターで勝ち取ったもの

大切な仲間と掴んだこの一勝

誇りに思います




そしてたくさんの喜怒哀楽を共有した

ナナに大きな尊敬と感謝を

おめでとう!
















































Desperadoes 4 Life

More Sokah
We outside
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