今日も目一杯予定をブチ込む
まずは早起きしてファイナルの前日から出来ていなかった
溜まりに溜まった洗濯物をまとめて済ませる
今日は僕が日本で演奏の時に使っている
スティールパンの作者Lennyに会う約束がある
彼の住むLa Horquettaに向かう道中
朝早くにしか出没しない
PieとDoublesの美味しいお店が開店していた
人気のPieは残念ながら売り切れていたけど
残りわずかのDoublesをゲットできた
早起きは三文の徳
2004年に初めてトリニダードに来て
右も左もわから何とか辿り着いた
右も左もわから何とか辿り着いた
La Horquettaの町
いつ見ても懐かしく感じる
Phase5の看板が見えるとあと少し
Lennyの家にも迷わずスッと来れるようになった
家の前に車を停めると
携帯電話と電話の子機を両手に抱えた
Lennyが出てきてくれた
とうやらベースパンのチューニングの為
楽器を持ち上げたら
ポケットの中の携帯電話にちょうどぶつけて
画面がバキバキになったそう…
電話帳のデータも消滅して電話の子機から
アナログにメモを取りアドレス帳を復活させていた
工房に入れてもらってゆっくり話す
その中でもトリニダードのパンチューナー達を
取り巻く問題についての話がかなり重い内容だった
今活躍しているパンチューナーは高齢の人が多く
ここ数年で数名の腕利きのチューナーさんが他界し
チューナーが不足しているという
今年のパノラマは相当体がキツかったみたいで
今数名のチューナーで結託して
若手を育てるアカデミーを作っているとか
そしてもう一つ大きな問題が
このスティールパン大国トリニダードで
材料であるドラム缶が手に入らないという事
Pantrinbago(トリニダードのスティールパン協会的な団体)が
ある筋から買い占めて持っていたドラム缶が底をつき
今はチューナー達が個人で仕入れている状態とのこと
この材料不足問題に一石投じるべくLennyは
過去に作ったスティールパンのカットした余りの
ドラム缶のスカート(胴の部分)に平らな鉄板と
輪っか状の縁を付けて
新たな材料作りをするという選択肢も考えていた
その新たな材料で作ったスティールパンも
試奏させてもらったが
音もしっかりしていてなかなか面白い
でもいつものLennyの音とは何かが違う
改良の余地有りか...
今年はLage bandのBirsongの全ての楽器120台を
一人でチューニングしていたようで
カーニバルが終わった今もまだコンサートの予定があり
忙しいとのこと
顔を見ると疲労の色がうかがえる中
時間を作ってくれたLennyに感謝
今日は腕利きチューナーでもあり
Good chefでもあるAndyさんに料理を教わる日
今年は彼もかなり忙しそうで
時間を作れないかも?
という話だったが
なんとか時間を作ってくれた
本当に感謝
昨年はPelauの作り方を教えてもらった
昨年の様子はこちら
今年はリクエストして三品
Okro Rice
Trinidad Pepper Souce
Curry Chicken
AndyはDirector (ディレクター)
「ChefはJaiおまえだ」
という事でAndy監督の指示のもと料理を作り進める
はじめに取り掛かったのはOkro Rice
一言で言うとオクラの炊き込みご飯
今回はPigtailが具材として入っていて塩加減も抜群
みんなにも食べてもらってなんと完売!嬉
香りを楽しみたい食材は最後に投入
ピメントと
トリニダード料理には欠かせない
Chadon Beni(シャドベニ)
続いては
各家庭やお店で味が違うPepper Sauce
この辛さとこの香りは
トリニダード料理には欠かせない
今日は初めて実験的にオクラも入れてみるとの事
料理教室で初の試みの実験的レシピ
ここの教室はなんだかワクワクしてアツいぞ
Andyは混ぜるスプーンが無いからと
豪快にナイフで混ぜてました
そして最後はCurry Chiken
とてもシンプルなレシピでした
鶏肉のエキスや脂
シーズニングや野菜の風味がグレービーに溶け込んで
こちらもバカウマ
Buss up Shutと一緒にどうぞ
トリニダードでやりたい事
1つはなんと言ってもスティールパン
パノラマでの演奏
それともう1つは家庭のキッチンで家庭料理を習う事
これが今年はたくさん叶った
時間を割いて教えてくれた方々に感謝
作れるトリニダード料理のレパートリーが
増えてきて嬉しい
冗談まじりAndyに
「日本でトリニダード料理のレストランやれば?」
と言われた
新しく挑戦してみる??
料理は忘れてしまわないように帰国したら
作ってみようと思います
出来上がった料理を食べながらライミング
昨年からハマっている
Extempo MonarchのFinalsをみんなで鑑賞
Extempoとはカリプソの一種になるのかな?
歌手が二人並び
定番のオケの中で決められた尺で
アドリブで歌詞を考えて歌い
お互いをけなしたり
自分の方がイケてるぜとアピールしながら
相手の歌った歌詞に言葉をかけたり
かっこよく切り返したりして戦う
今流行りのラップバトルのカリプソ版みたいな感じ
英語が得意ではない僕には
歌っている歌詞を聞き取るのも大変だし
ましてや時代背景やストーリーなどを
読み取るのは至難の技
Andyに一節歌うごとに曲を止めて解説してもらい
「へぇ〜そういうことか〜」
とか感心しながら見るのがなかなか面白い
他にも今年のPANORAMAの他のバンドや
違うカテゴリーの演奏を見ながら
食べて飲んで喋って有意義な時間を過ごす
最高の時間をありがとう♪
帰宅して
お腹いっぱいのはずなのに
Fried Porkがあるよ
と言われれば食べてしまう
いわゆる豚肉の唐揚げ
STAGのアテにもってこい
更に今朝鶏肉を解体していたなぁと思ったら
「Curry ChickenとDhalも作ったからよかったら食べて」
と言ってくれた
残りわずかな滞在時間
食べれるローカルフードは無理してでも食べる
Curry ChickenはAndyのスタイルとはまた違う味
これはこれで美味しい
Dhalは今年食べて大好物になったメニュー
めちゃめちゃ美味いっ!
こちらもSTAGとの相性抜群
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