Day15 Ray Holman

今日はスティールパン界のLiving Legend

Ray Holmanさんに会いにいく日

去年彼がCDをリリースしていたのは知っていて

スティールパン奏者の彼が

ギターを弾いて自身で作曲したCalypsoを歌っているとの噂

これは是非ゲットしなければ

せっかくトリニダードに行くことが決まっているし

本人に連絡して直接彼の手から買いたい

そんな思いでご連絡差し上げてみると快諾

会う約束が今日だった

そういえば待ち合わせの時間を決めていなかった

昨夜練習が終わってからそれに気づき

渋滞を避けて午前中がいいと思い

「11時でどう？」

とメールをしたところでやりとりは止まっていた

早起きして車を飛ばし彼の家へ

若干のトリニダードタイムも考慮して11時過ぎを目指す

すると11時前に

「ごめん、今家に居なくて夕方の6:30に戻るんだ」

とメッセージが！

マジかー！！！

これは会う約束の前日のあんな遅い時間に連絡をした私が悪い

もっと早くに時間帯を決めておくべきだった

ハゲるほど猛省した

まぁせっかく早起きして町をへ目指してきたから

何かしようってことで

去年からどハマりしている

食いしん坊バンジャイランキングトリニダード編

堂々一位のスモークグリルのお店Mr.Chow's Smoke Houseへ

その中でも個人的に1番のメニュー

Smoked Pigtail Grill

sideにFriesとCole Slow

ここのお店は何がお気に入りかと言うとソース！

BBQソースやマスタードソースそのものにスモークが施されているところ

燻製好きの自分にとってこんなに美味いものはない！

これをPigtailのグリルにもコールスローにもポテトにも

目一杯かけてベチャベチャのやつを食べるのが好き

Orange&Passionfruitジュースと共に

せっかく町に出てきたのでお買い物

まずはMe Asiaへ

Ariapita Avenue沿いにあるMe AsiaはChinese Restaurant

Tragarete Road沿いにあるこちらは中華系スーパーマーケット

やはり普通のスーパーと違い品揃えが面白い

これは謎のデザートスープ

たまに日本語表記のものもあってなんだか嬉しくなる

イカうどん？(60円)

龍角散ののど飴！(370円ぐらい)

ここで中国のカップヌードルを発見して買おうと思ったけど

おもいっきり賞味期限が切れていたのでやめておく

商品管理大丈夫かいな？

ついでに近くのMassy Stores Supermarketへ

ここはトリニダードに初めて来た時から

滞在先から近くてよく利用していたのでなんだか懐かしい

売り場のレイアウトも頭に入っているので買い物しやすい

さっき購入したPigtailの調理前のものが売られている

一般的なものは塩漬け

かなりしょっぱいので塩抜きしなければいけない

生のものもあったけどどっちにしても

見た目がグロい？エロい？シモい？

ゲテモノ肉大好きやから見た目はなんでもええんですが…

Massyの前には中学校があり

お昼時は学校の周りの金網の外に

アイスクリーム屋さんやハンバーガー屋さんが店を構えて

金網越しに生徒に品物を売っている

金網越しのアイスやハンバーガーのやり取り

否めない刑務所感

買い物も済み帰ろうと思ったら

駐車場で車のロックが全く開かない

元々鍵穴に鍵を挿しても回らずキーレスのみの開閉操作だったので

これで開かないと車内に入れない

以前から効きが悪くて

「あのレンタカー屋のオヤジめ…」

と腹を立てていた

先日深夜に盗難防止警報が鳴り止まなかったのもそのせい

「あのレンタカー屋のオヤジめ…」

思い出したらまた腹が立ってきた

今日は更に絶不調でボタンをいろんな押し方してみたり

車の至る方向からやってみたり

15分ほどうんともすんとも言わず立ち往生

以前から

「電池じゃないの？中身開けて電池の型教えてくれたら家にあるやつやったらあげるよ」

とメンバーのナナにも言われていたのに

全く開けずヘラヘラしていたらバチが当たった

何もどうしても開かないので

キーレスを見てみると電池交換する為に開ける用の穴を発見

爪を無理やり入れてこじあけてみると簡単に開いた！

電池を抜いてみると

ん？？

円盤型の薄い電池が二枚？？

こういうのって普通一枚じゃね？？

電池の在庫がなかったのか型の合わない電池を二枚直列させてる

「あのレンタカー屋のオヤジめ…」

またしても腹が立つ

電池をとりあえず応急処置で上下入れ替えてみた

ピピっ！

すんなり開いた！

This is Trinidadな出来事

電池を怪しんでいたのに全くやってなかった俺も悪い

アドバイスくれてたナナさんすいません

ハゲるほど猛省してます

一度帰宅

道中芳しいスモークの香りが車内に充満し我慢できずに

運転しながら食べてしまった

帰ったら早起きと満腹のダブルパンチで強烈な睡魔が襲う

夜の練習に備えて昼寝

DhalとStewed ChickenとGarlic Potato Pieをお弁当に包んで

Ray Holmanの家へ2度めのアタック

家のあるStreetまで来て電話をしたら

「Doko??」

と日本語

Rayさんが優しくゲートまで迎えに来てくれた

部屋に入ると早速CDを持ってきてくれた

「サイン欲しい？ジャイはスペルJ,A,Iだったかな？」

とサインを書いてくれた

バンドの話

知っている日本人プレイヤーの話

楽器の話をたくさんしてくれた

僕がDesperadoesでプレイしていると言うと

「先週の金曜日Desperadoesのパンヤードに行ったよ」

うんうん

「デスパーズのヤードはあれだねぇ」

うんうん

「埃っぽくて汚いねぇ」

え！

あ...はい...

Exactly!! I think so.

ごもっともです...

隣の部屋にダブルセカンドがセッティングされていて見せてもらった

「この時間近所がうるさいから小さい音で…」

爆音でそこら中でSOCAが鳴ってるトリニダードで

そんなこともあるのね…

ベーシックなスケールを弾きながらいろいろ話をしてくれた

話しながら弾いてもリズム狂わず

脱帽です

この楽器との出会いとか

「長年パンを弾き続けて左の肩、背中あたりが痛くて最近またこう言った基本の練習を毎日やってるんだ」

驚異的なおじいちゃん

こんなレジェンドクラスの人が毎日基本から練習してたら

私みたいなもんはいつまで経っても足元にすら及びません

恐るべし

楽器も触らせてもらう

ポロポロ適当に弾いてると

「そのメロディーいいねぇ」

といちいち褒めてくれる

すぐに調子に乗るので嬉しい気持ちは心の奥に

最後に写真を撮ってもらってお別れ

「またいつでも来なさい、日本人の友達も連れておいで」

と最後まで優しい

ちょいちょい日本の言葉も知っているRayさん

別れ際には

「Atodene! Later!」

後でね！って言ってくれた

はじめアトディニーに聞こえて何言ってんだ？

と思ったけどSee you laterを日本語で言ってくれていた

お家にお邪魔させてもらったこと

生で目の前で演奏を見せてもらったこと

たくさん話をさせてもらったこと

本当に貴重で宝物のような時間

Thank you for making time for me, Ray.

練習までまだ時間があったので

Rayの家から目と鼻の先のPhaseⅡのヤードを覗きに行く

ちょうどBoogsieがスポンサーデイに向けて演奏する曲のアレンジをしていた

Sweetで心地よい

最高の贅沢すぎるBGMと共にSTAGを呑む

タイミングがナイス過ぎる♪

危うく気持ち良すぎてライミングし続けるところだったけど

練習があるので

Desperadoesパンヤードへ

あ…今日ミーティングあるって言ってた…

メンバーがラックの前に勢揃いしていろいろ話している

目立たないようにこっそり混ざる

マネージャーやキャプテン、ドリルマスター、オフィサーなどが

順番に話していく

基本的には勝つ為にはどうしたら良いかという話

毎年言ってることだけど

みんなすぐラックから離れてしまうからちゃんと居よう

休憩明け呼び出しが掛かったらすぐに戻ろう

などなど

遅れてきたので全部話聞けなかったけど

セクションリーダーは誰をドロップさせるかも考えておけ

友達だからとかは無しにして情けは無用

本当に強い120人で戦いたい

とかも話題に上がったそう

セミファイナル目前にしてようやく気合が入ってきたかな？

そこから練習が始まり

少しフレーズが変わったイントロとエンディングを何度も練習

珍しく今日は日付を跨がずに11:30で練習終了

たまにはこんな日もあって良し

今Ray Holmanのアルバムを聴きながらブログ書いてます

彼の歌声の優しいこと♪

僕がやりたかった事

スティールパン奏者が作り歌うCalypso

使っている楽器がトリニダードっぽいものばかりではなく

ブラジルの打楽器やリズムがフュージョンされていたり

曲のアレンジやキメなど心を持っていかれっぱなしです

そうそう

こんなのがやりたいんだよ