町はもう平日の雰囲気
カーニバルは終わったんだなぁと
ようやく実感が出来る
と同時に帰国の日が近いという現実も迫ってきて
何だか寂しい気持ちになる
でも不思議と和食も恋しくないし
ホームシックもない
午前中から
シンガポール在住のトリニダディアンの絵描きさん
Gail Pantinさんの個展を見に
The Art Society of Trinidad and Tobagoへ
彼女は多くのスティールバンドや
スティールパン奏者をモデルに絵を描いている
ギャラリーを訪れると声をかけてくれて
日本人だと伝えるとたいそう喜んでくれた
展示されている絵を一点一点丁寧に紹介してくれて
たくさんの話を聞かせてくれた
こちらで買った楽器や衣類などを日本へ送るべく
段ボール箱の調達の為
ダウンタウンより東にあるEl Socorroという町へ
去年もお世話になった
Johnson Marketing Limited
いわゆる業務用の容れ物屋さん
箱以外にも屋台で食べ物やスープを売るための
容器なんかも売っている
無事箱をゲットして
せっかく東へ出てきたからと
La Horquettaに住む
僕の楽器を作ってくれたLennyに
急なアポイントメントだけど
ダメ元で電話をしてみる
幸い家に居るとのことで
急遽会いに行くことに
Lennyは今年のPanoramaの
Smallカテゴリーで優勝した
La Horquetta Pan Grooveのチューナー
他にも二つほどスティールバンドのチューナーを
兼任していて
ようやくパノラマも終わり
忙しさから解放されたところ
疲れているにもかかわらず快く僕達を
迎え入れてくれた
楽器を見てみたいというと在庫の中から
一つ出してくれた
途中チューニングが気になるところは
目の前で直してくれた
奥さんのRolaお手製の
Sorrelドリンクを飲んで
Lennyの友達の娘(6歳)と遊びながら
いろんな話をした
彼女は生まれて初めてスティールパンを触ったみたい
目をキラキラ輝かせながら満面の笑み
一緒にきらきら星を弾きながら
そんな瞬間に立ち会えたことを本当に嬉しく思った
昨年は筆談でやり取りするぐらい
訛っているLennyの英語は聞き取れなかったけど
今年はかなりコミュニケイトできた
耳が慣れてきたかな?
地味に嬉しい
13年前初めてトリニダードを訪れて
右も左もわからないままバスを乗り継いで
La Horquettaまで行って購入した彼の楽器
今でも日本でライブをする時は
その楽器を使い続けている
僕の原点の一つ
また日本に帰ってからも頑張ろうって思えた
ありがとうLenny
また会いに来るね
夜はお世話になっている浦さんに
何かお礼がしたくてルームメイトみんなで
お食事へご招待
行ってみたかったという高級ステーキ店Primeへ
日本でも食べたことないエイジングビーフと
フィレステーキを豪快に1kgほど
ワインと共に楽しくええ時間を過ごしました
肉の焼き方に
Rareより生に近いBlueというものが…
Very Red,Cold Center
めっちゃ赤くて中心部は冷たいて…
それはどうなん?
って話になりRareと相成りました
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